朝の行動が夜の眠りを決める?
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「朝起きるのがつらい」ーー。
こうした睡眠の悩みは、夜だけに原因があるとは限りません。
実は、朝の過ごし方こそが体内時計をリセットし、その日の眠りの質を大きく左右するのです。
この記事では、「体内時計を整えるための朝のルーティン」について、今日からできる簡単な習慣をご紹介していきます。
体内時計ってそもそも何?
私たちの体には、24時間周期でリズムを刻む体内時計(サーカディアンリズム)が備わっています。
この体内時計が正常に働いていると、朝に自然と目が覚め、夜になると眠くなるというサイクルが生まれます。
しかし、ストレス・生活習慣の乱れ・光刺激(スマホなど)の影響で、このリズムは簡単に狂ってしまうのです。
朝の習慣が体内時計をリセットするカギ
体内時計は放っておくと約24.5時間周期で動くといわれています。
つまり、何もしなければ毎日少しずつズレていくということ。
これをリセットして地球の24時間に合わせる作業が、朝のルーティンなのです。
朝日を浴びる
起きたらまずカーテンを開けて、太陽の光を浴びること。
朝の光は脳に「朝だよ!」と伝え、体内時計をリセットしてくれます。
同じ時間に起きる
平日・休日問わず、なるべく毎日同じ時間に起きることを心がけましょう。
体は規則正しいリズムを覚え、夜も自然に眠くなりやすくなります。
朝食をとる
実は、朝ごはんを食べることも体内時計のリセットに重要です。
咀嚼や消化活動によって、体が「活動モード」に切り替わるからです。
具体的な朝のルーティンプラン
「何から始めればいいの?」という方は、次のような流れを参考にしてみてください。
- 起床後すぐにカーテンを開けて朝日を浴びる(5分〜10分でもOK)
- コップ一杯の水を飲み、体を目覚めさせる
- 軽くストレッチや深呼吸をする
- 軽めでもいいので朝食をとる
これだけでも、体内時計はグッと安定し、夜の寝つきが変わってきます。
「できない日」があっても大丈夫
忙しい日や、寝坊してしまう日があっても大丈夫。
大切なのは、「また明日から整えよう」という意識を持ち続けることです。
続けるうちに、体と心は少しずつ変わっていきます。
まとめ|朝を変えると夜も変わる
眠りの質を改善するために、夜の過ごし方だけに注目していませんか?
実は、朝の小さな行動こそが、夜の良い眠りをつくる土台になるのです。
無理なく、できることから。
今日から、あなたの1日のスタートを少しだけ整えてみませんか?
あわせて読みたい|睡眠習慣改善カテゴリまとめ記事
「睡眠の質を高めたい」と考えている方に向けて、朝・昼・夜それぞれの時間帯別に役立つ改善方法をまとめています。
睡眠の質を高める生活習慣ガイド|朝・昼・夜それぞれの改善ポイントまとめ
眠れなくてお悩みの方は、気軽に試してみてください。
