「ちゃんと寝たはずなのに…」朝から体が重たいあなたへ
夜はしっかり眠ったつもりなのに、朝起きたときになぜかぐったりしている。
通勤中にすでに疲れていたり、仕事中もずっと体がだるかったり…。
「休んでも疲れが取れない」という状態が続いていませんか?
それは、単なる寝不足ではなく“睡眠の質”に原因があるかもしれません。
この記事では、眠っても疲れが取れない理由と、その背景にある要因、今日からできる改善策について、やさしく丁寧に解説していきます。
疲れが取れないのは「眠りの質」が低下しているサイン
眠っても疲れが残る状態は、脳も体もじゅうぶんに休めていないサインです。
たとえば、夜中に何度も目が覚めていたり、寝つくまでに時間がかかったり、浅い眠りが続いていたりすると、脳が深い眠り=ノンレム睡眠に入れず、疲労回復機能がうまく働きません。
それによって、朝になっても疲労が残り、「寝ても寝ても疲れが取れない…」という感覚が生まれるのです。
質の低い睡眠を引き起こす3つの主な原因
「寝たのに疲れが残る」と感じるときは、次のような背景があることが少なくありません。
1. ストレスや心配ごとで脳が休まらない
強いストレスや不安を抱えていると、脳が夜になっても興奮状態から切り替えられず、眠っても表面的な休息しか得られません。
夢をよく見る、夜中に目が覚めるなどのサインがある人は、心の状態が睡眠に影響を与えている可能性があります。
2. 寝る直前の行動が睡眠を妨げている
寝る直前までスマホやパソコンを見ていたり、明るい照明で過ごしていると、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されにくくなり、眠りが浅くなってしまいます。
さらに、カフェインやアルコールの摂取、遅い時間の食事も睡眠の質を下げる要因です。
3. 睡眠時無呼吸症候群などの隠れた体の不調
いびきをよくかく、日中に強い眠気がある、寝ているときに息が止まっていると指摘されたことがある——
こうした症状がある方は、無呼吸や呼吸の乱れによって睡眠が分断されているかもしれません。
自覚がなくても、睡眠中に体が休まっていないケースもあるのです。
「眠っても疲れが残る」状態を放置すると…
慢性的に疲れが取れない状態が続くと、生活全体にさまざまな影響が出てきます。
- 集中力の低下や仕事のミスが増える
- 気分の落ち込み・イライラが強くなる
- 免疫力が下がり、体調を崩しやすくなる
「なんとなく不調」が続くときほど、見えない睡眠の乱れが隠れているものです。
疲れを回復させるための3つのセルフケア
睡眠の質を高めることが、疲労回復には欠かせません。まずは簡単なところから整えていきましょう。
- 決まった時間に寝起きする習慣をつくる
毎日バラバラの就寝時間は体内時計を乱します。まずは起きる時間を固定するだけでも効果的です。 - 寝る前1時間は「脳を静める時間」にする
スマホや仕事を手放し、照明を暗くして、静かに過ごす時間を確保してみましょう。 - やさしい音楽を取り入れて心を落ち着かせる
眠る前に、心拍数を穏やかにしてくれる音楽を流すと、自然にリラックスモードに入りやすくなります。
まとめ|「疲れが取れない」を放置せず、眠りから整える
「ちゃんと寝たのに…」という違和感を放っておくと、次第に心身のバランスが崩れていく可能性があります。
まずは「自分の眠りの状態に気づいてあげる」こと。
それが、疲れを根本から癒す第一歩になるはずです。
あわせて読みたい|不眠症の全体像をやさしく解説した記事
「不眠症ってどんな状態?」という基礎から知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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