不眠症はひとつじゃない?タイプごとの違いを知っておこう
「不眠症」とひとことで言っても、その症状は人によって大きく異なります。
眠れない原因もタイミングも人それぞれ。“自分はどのタイプの不眠なのか”を知ることで、対処法のヒントも見つけやすくなるかもしれません。
この記事では、不眠症の代表的な4タイプをやさしく解説しながら、タイプ別の傾向とセルフチェックのポイントをお届けします。
入眠困難タイプ|寝つきが悪く、考えごとが止まらない
布団に入っても、30分〜1時間以上眠れない状態が続いている場合は「入眠困難タイプ」の可能性があります。
頭の中で考えごとがぐるぐる回ったり、明日の予定が気になってしまったり…。
緊張や不安で体がリラックスできていない状態にあると、なかなか眠りに入れません。
こんな傾向があれば要注意
- 布団に入ってから1時間以上眠れない
- 眠らなきゃ…と焦ってさらに眠れなくなる
- 寝つけないことがストレスになっている
中途覚醒タイプ|夜中に何度も目が覚めてしまう
夜眠っていても何度も目が覚めてしまうのが「中途覚醒タイプ」の特徴です。
そのたびに時計を見てしまったり、なかなか再入眠できずにイライラしてしまったり。
「浅い眠り」が続いている感覚がある方に多く見られます。
こんな傾向はありませんか?
- 夜中に2回以上目が覚める
- トイレに行ったあと眠れなくなる
- 夢ばかり見ていて熟睡感がない
早朝覚醒タイプ|朝早く目が覚めてしまい、眠れなくなる
「目覚ましよりもずっと早く目が覚めてしまう」「起きたあともう眠れない」
そんな症状がある人は早朝覚醒タイプかもしれません。
このタイプは年齢とともに増えやすい傾向があり、シニア世代に多いのも特徴です。
当てはまることがあれば、このタイプの可能性も
- 朝5時前など、予定よりも早く目が覚める
- 起きたあと眠くても眠れない
- 起床後に気分が沈んでしまうことがある
熟眠障害タイプ|眠ったはずなのに眠った気がしない
しっかり7〜8時間寝たのに、「ぜんぜん眠った感じがしない」「寝ても疲れが取れない」と感じる場合は、熟眠障害タイプの可能性があります。
このタイプは睡眠の質が低下している状態が続いていて、原因としてストレスや環境要因が関係していることも多いです。
以下に心当たりがある場合は、このタイプを疑ってみましょう:
- 寝ている時間は長いのにぐっすり感がない
- 朝起きたときから疲れている
- 日中の眠気やだるさが続いている
タイプ別のセルフチェック|あなたに当てはまるのはどれ?
不眠症の4タイプは、はっきりと1つに分類できるとは限りません。
複数のタイプが重なっているケースも多いです。
以下のように、まずは自分の傾向を整理してみるだけでも違います。
- 寝つきに時間がかかる → 入眠困難タイプ
- 夜中に何度も起きる → 中途覚醒タイプ
- 朝早く目が覚める → 早朝覚醒タイプ
- 眠った感じがしない → 熟眠障害タイプ
自分の状態に合った対策をとるためにも、「どのタイプが一番当てはまるか?」を知っておくことはとても大切です。
まとめ:自分のタイプを知ることが、対処の第一歩
不眠は誰にでも起こりうる身近な悩みです。
そしてその悩みには、あなたなりの形があります。
「眠れない」には必ず理由がある。
まずはその理由に気づき、自分の状態を受け入れるところから始めてみてください。
このサイトでは、不眠タイプ別の対処法やセルフケアの方法、癒しの音楽なども紹介しています。
少しずつ、眠れる夜を取り戻していけますように。
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「不眠症ってどういう状態なの?」という基礎から知りたい方は、以下もあわせてご覧ください。
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